食べ物を噛む時、噛み方を意識する人はほとんどいないといえます。
ですが、正しい噛み方を知らないと無意識に頬の筋力を衰えさせたり、歯に悪影響を与えることもあるので、負担をかけずに正しく噛む方法をご紹介します!
なぜ噛むことは大事なの?
多くの人が、食事をする時に小さい頃から「しっかり噛みなさい」と言われてきたことでしょう。
よく噛み、ゆっくりと食事をすることが大切だと考えられていますが、なぜ噛むことが大事なのかということまで理解している人はあまりいません。
噛むことが大事だと言われる大きな理由は、胃腸の働きを助けて歯の病気予防になるからです。
噛むことは唾液を出すことにつながるので、その分口の中をキレイにして汚れが溜まりにくい環境にしてくれます。
唾液は、歯に対しての良い影響以外にも食事をしている時に胃腸へ負担をかけず、消化を促進する効果が期待できるんです。
人間にとって、食事は切っても切り離せないものですから、よく噛んで食事を楽しむ心の余裕というのも非常に大事な部分だといえます。
正しく噛む方法は?3つのポイント!
よく噛んだとしても、正しく噛む方法を知らないと片側の歯に負担をかけてしまったり、噛み合わせが悪くて噛むことが疲れてしまう可能性も高いです。
食事は毎日するものなので、正しい噛み方を知って、歯に優しい食べ方を心がけましょう。
正しく噛む方法① 左右のバランスをしっかりと考える
噛み癖がはある人は、左右どちらか一方だけで食べる癖がついてしまっています。
そうなると、よく使っている歯にばかり負担がかかってしまって、ほかの歯よりもだいぶ早く消耗が進んでしまいます。
また、使わない歯も使わないことによって弱ってしまうので、いつもどちらかの歯で噛んでしまっているな?と思ったら、逆側の歯でも噛むようにしてください。
噛み癖は、長年蓄積された癖になるため、そう簡単に治すことはできません。
最初からすぐに治そうとするのではなく、いつも100%片方で噛んでいる場合、70%くらいに軽減させるような感覚で始めてください。
徐々に慣れていくので、50%ずつの噛み方になっていきます。
正しく噛む方法② 前歯は使う頻度を少なめに
歯というのは全てが同じように並んでいるわけではありません。
それぞれ、硬いものを噛むことに適している歯だったり、柔らかいものを噛むことに適している歯があります。
しっかりと噛むのであれば、奥歯を使うことが望ましいです。
しかし、人によっては何かと前歯を使って食事をする人もいます。
前歯は奥歯と違って、強さがないので食事で多く使うとすぐに大きなダメージを受けてしまうので、歯を痛めてしまうのです。
硬いものも前歯で噛むと前歯の形が変わって、噛み合わせが悪くなることも多いので、野菜やパンなどを食べる時以外は、奥歯を基本的に使って噛んでください。
正しく噛む方法③ 噛む回数を多くしよう
食事のスピードが速い人は、当然噛む回数が少ないです。
たくさん噛むことによって、歯も強くなっていきますが、噛む回数を少なく1度に噛み切ろうとするとそれだけ歯に大きな負担を与えます。
顎にも負担をかけてしまうことになるので、無理せずに数回で噛み切るように意識しましょう。
もちろん、顎の強さや噛む力は個人差があるので自分が食べていて負担に感じないような回数で噛むことが大事です。
まとめ
噛むことは人間の体にとって良い影響が多く、歯への負担を少なくさせるためにも噛むことはとても大事だといえます。
ですが、正しい噛み方を知らないと無意識に歯や顎に負担をかけてしまうことにもなるので、しっかりと正しい噛み方を理解しておくことが必要です。
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