唾液が少なくて口の中が渇くドライマウス。水分を摂れば一時的に口の中は潤いますが、またいつの間にか唾液が少なくなって渇いてきてしまいますよね。唾液が少ないとドライマウスになるだけでなく、虫歯にもなりやすくなります。
それでは唾液を増やすために、どのように改善していけばいいのでしょうか?唾液が少ないことで起こる弊害とともに、効果的な方法をお伝えします。
唾液が少ないとこんな病気にも
唾液にはさまざまな作用があります。殺菌作用、自浄作用、消化作用、再石灰化作用、緩衝作用(口内の酸を中和する)などです。これらさまざまな作用のある唾液が少なくなると、虫歯や歯周病になりやすくなります。
しかし、実際はそれだけではありません。食べ物の味がわからなくなる味覚障害、食べ物が飲み込みづらくなる嚥下障害、口臭の悪化などです。唾液は口の中の衛生環境を整えてくれる整備士のような存在なのです。
唾液を増やすための改善方法とは?
それでは少ない唾液を増やすためには、どのようにすればいいのでしょうか?具体的な改善方法を5つご紹介しましょう!
① 唾液腺をマッサージする
唾液腺とは唾液が分泌する腺のこと。
・舌下腺(ぜっかせん)…顎の先端部分の内側のくぼみ
・顎下腺(がっかせん)…耳に近い顎の骨の内側
・耳下腺(じかせん)…上の奥歯付近の耳の前
これら3つの唾液腺を親指を前後に押し出すように動かし、優しくマッサージしてあげましょう。食事前に行うことで唾液が分泌されやすくなるのでより効果的です。
② よく噛んで食べる
あまり噛まずに急いで食べると唾液があまり分泌されなくなります。唾液が少なければ飲み込みづらくなったりするので、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。固いものなど、噛む回数の多い食事をとればそれだけ唾液の分泌も促進されます。
③ 噛み合わせを良くする
噛み合わせが良くないと、食事の時に無意識に噛む回数が減り唾液の量も少なくなります。歯の矯正で噛み合わせが良くなれば唾液の分泌量も自然と増えていきます。虫歯や歯周病などの予防にもなります。
④ ガムを噛む
ガムを噛むときは糖分のないキシリトールガムがおすすめです。ガムを噛むことで唾液腺が刺激されて唾液の量も増えてきます。
⑤ ストレスのない生活を心がける
意外かもしれませんが、ストレスも唾液が少なくなる原因の1つです。ストレスが溜まって自律神経が乱れると、唾液の分泌量も減り口の中が渇いてきます。なるべくストレスのないリラックスした環境で生活することで、唾液もしっかりと分泌されて口の中だけでなく体全体の健康にも役立ちます。
唾液が少ない原因を知ってより健康的な生活を送りましょう
唾液が少ない状態が続くと、知らず知らずのうちにさまざまな悪い影響が出てきます。唾液が少なくなる原因は、ストレス、口呼吸、加齢、抗うつ剤などの薬の副作用などがあります。
最近口の中が渇いてきている、唾液があまり出ない、などの症状があらわれたら上にあげた5つの改善策を実践してみてください。無理なく行って、より健康的な生活を送っていきましょう!
てらしま歯科
愛知県稲沢市緑町4-9-1
0587-23-8585
WEBから24時間予約受付しています。
Comments