しゃくれを効果的に治すにはどんな方法があるんだろう。
あわせて、しゃくれを治療する際のメリットやデメリットを知りたいと考えていませんか。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
1. しゃくれを効果的に治す方法
1-1 マウスピースを使用する
1-2 矯正治療を行う
1-3 外科的な手術を行う
2. しゃくれを治療する際のメリットやデメリット
2-1 マウスピースを使用した場合
2-2 矯正治療を行った場合
2-3 外科的な手術を行った場合
3. まとめ
1. しゃくれを効果的に治す方法

しゃくれを効果的に治す方法は主に3つあります。
順番に解説していきます。
1-1 マウスピースを使用する
しゃくれの状態が比較的軽度な場合は、マウスピースを用いた治療を行います。
装着するマウスピースの形を変えたり、別のものに取り替えるようにすることで、理想の状態へと近づけていく方法です。
個人差はありますが、治療期間はおよそ半年から2年ほどになります。
1-2 矯正治療を行う
しゃくれの原因が歯並びであると診断した場合には、ワイヤー矯正を行う場合があります。
治療の段階としては、上顎の歯を前側に出して下顎の歯を内側に引っ込めます。
その後に歯並びや骨格を微調整していきますが、場合によっては歯を移動させるために抜歯するケースもあります。
治療期間としては、およそ2年ほどかかります。
ワイヤー矯正は見た目にはっきりとわかるので、精神的な負担になることがあります。
費用は高額になりますが、歯の内側にワイヤーを装着する裏側矯正を行うと、目立ちにくいという特徴があります。
1-3 外科的な手術を行う
外科的な手術によってしゃくれを治療する場合、10日前後の入院が必要です。
手術前には事前に1年程度かけて矯正治療を行います。
手術後にも約1年かけて矯正治療を行っていき、しゃくれを丁寧に治療していきます。
2. しゃくれを治療する際のメリットやデメリット

しゃくれを治療する場合のメリットやデメリットを治療方法別に解説していきます。
2-1 マウスピースを使用した場合
マウスピースを使用した場合のメリットとしては、マウスピース自体が透明のために非常に目立ちにくい点です。
さらにはワイヤー矯正と違い、簡単に取り外しができますので、特に女性としては何かの記念日や写真撮影を行う場合にも安心です。
また、ワイヤー矯正に比較して費用が安く抑えられたり、痛みを感じにくかったり、取り外しが自由なので清潔にしやすいという点もメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、しゃくれの状態が重度だとマウスピース治療では対応できないという点や、1日のほとんどの時間装着していなければならないことです。
もちろん、取り外している時間が長くなればなるほどマウスピース治療の効果は下がっていきますので、装着する本人の努力次第というところもあります。
2-2 矯正治療を行った場合
矯正治療を行った場合のメリットとしては、外科手術と違って体に対する負担が軽減される点です。
デメリットとしては、特にワイヤー矯正をおこなった場合は、歯磨きがしにくいので汚れがたまりやすい点や、治療期間が2年ほどかかったりすること、保険が適用されず自由診療になるため、治療費が比較的高額になってしまう点です。
ただ、ケースによっては矯正治療に保険が適用される場合があります。
詳しくはこちらの【全ての大人へ】歯列矯正にかかる値段っていくら?の記事を参考にしてみてください。
子供がおられる方はこちらの【完全網羅】子供の歯科矯正にかかるお金っていくら?の記事をご覧ください。
2-3 外科的な手術を行った場合
外科的な手術を行う場合のメリットとしては、わかりやすい変化はもちろん、顎のバランスを調整することになるので結果的に肩こりが緩和されるケースもあります。
また、高額になりやすい費用に関しても、一定の条件をクリアすれば保険適用になりますので、費用を比較的安く抑えることができるのもメリットと言えるでしょう。
その一定条件とは、まず診断結果が顎変形症であり、顎口腔機能診断施設としての認定をうけた病院や、自立支援医療機関のどちらかで手術を行った場合です。
詳しくは、主治医に確認すると良いでしょう。
外科的な手術を行う場合のデメリットとしては、術後に唇の周囲が痺れてしまう可能性があることや、口が思うように開かなかったりする点、手術中の全身麻酔による体への負担などです。
入院期間が10日前後かかることや、手術前にも数回にわたって通院しなければならないので時間的なデメリットがあると言えるでしょう。
3. まとめ

しゃくれを効果的に治す方法は主に3つあり、マウスピースを使用する、矯正治療を行う、外科的な手術を行う方法です。
しゃくれを治療する際には、マウスピースを使用した時や矯正治療を行った場合、外科的な手術を行った場合にはそれぞれメリットやデメリットがありますので、主治医と納得のいくまできちんと相談すると良いでしょう。
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