差し歯が取れた場合の対処方法とは何だろう?
あわせて、差し歯が取れた場合の注意ポイントや、差し歯が取れてしまう原因が知りたいと考えていませんか。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
1. 差し歯が取れた場合の対処方法
1-1 差し歯が取れた場所を把握する
1-2 取れた差し歯を無くさないように保管する
1-3 速やかに歯科医院で受診する
1-4 清潔にしておく
2. 差し歯が取れた場合の注意ポイント
2-1 差し歯が取れてしまった場所に触れない
2-2 差し歯が取れてしまった場所で噛まない
2-3 接着剤でくっつけないこと
2-4 差し歯を元の位置に戻さない
3. 差し歯が取れてしまう原因
3-1 金属の劣化によるもの
3-2 過度な歯ぎしりによるもの
3-3 虫歯によるもの
4. まとめ
1. 差し歯が取れた場合の対処方法
差し歯が取れてしまった場合の対処方法は4つあります。
順番に解説していきます。
1-1 差し歯が取れた場所を把握する
差し歯が取れてしまった場所を把握して、食事の際にできるだけその部分で噛まないようにします。
取れたと分かった段階で、歯科受診をするようにしてください。
1-2 取れた差し歯を無くさないように保管する
取れた差し歯を捨てずに保管しておいてください。
ティッシュに包んで保管しておくと、ゴミと間違えて捨ててしまう可能性があるので、ジップロックなどの適当な袋に入れておくと良いでしょう。
1-3 速やかに歯科医院で受診する
兎にも角にもすぐに歯科受診をします。
放置期間が長引くと、再び治療するのに時間や費用がかかってしまいますし、最悪の場合治療できなくなる恐れもあります。
差し歯に限らず、痛みが無かったとしても放置せずにすぐ歯科受診をしてください。
1-4 清潔にしておく
差し歯が取れてしまった場所については、汚れがたまりやすいので、うがいや歯ブラシなどで清潔にしておいてください。
差し歯が取れてしまったまま、あまりにも長い期間放置してしまうと、虫歯が進行してしまいます。
2. 差し歯が取れた場合の注意ポイント
差し歯が取れてしまった場合に注意すべきポイントは4つあります。
2-1 差し歯が取れてしまった場所に触れない
差し歯が取れた部分が気になるかも知れませんが、手で触れないようにします。
差し歯が取れた場所は神経に近く、刺激に弱いので痛みが出てしまう可能性もあります。
2-2 差し歯が取れてしまった場所で噛まない
差し歯が取れてしまった場所は物理的に弱くなるため、食事の際に噛まないように気をつけます。
穴の空いた部分は食べカスがたまりやすいので、虫歯の原因になります。
清潔にするとともに、できるだけ噛まないようにしてください。
2-3 接着剤でくっつけないこと
差し歯はきちんと計算されて装着してあります。
自分自身で接着剤を使ってくっつけようとすると、きちんとくっつかないどころか、ずれた位置で、はまってしまうこともあります。
差し歯がずれると、噛み合せにも影響してきますので、ご自身で装着しないようにしてください。
2-4 差し歯を元の位置に戻さない
差し歯を無理に元の位置に戻そうとすると、歯が欠けてしまったり、誤って飲み込んでしまう危険性があるので、絶対にやめてください。
上記したように自分で接着剤でくっつけてしまうと、食事をしているときに外れてしまい、歯茎に刺さってしまう恐れもあります。
3. 差し歯が取れてしまう原因
差し歯が取れてしまう原因として考えられることは主に3つあります。
3-1 金属の劣化によるもの
差し歯の材料に金属を使用している場合、金属の経年劣化によって、歯との間にすき間ができることで、取れてしまうことがあります。
3-2 過度な歯ぎしりによるもの
歯ぎしりや食いしばりなどで、過度に負担がかかると、歯科用の接着剤が割れてしまう可能性があります。
また、食いしばりは歯自体が変形してしまったり、顔が大きく見えることもあります。
詳しくはこちらの【完全網羅】食いしばりのデメリットや治療方法とは?の記事を参考にしてみてください。
3-3 虫歯によるもの
基本的に歯科用の接着剤というのは、簡単に外れないように強力な接着性をもっています。
ただ、差し歯を接着剤でとめていたとしても、虫歯が進行してくると、すき間が出来てしまい、差し歯が外れる恐れがあります。
特に、痛みが無いからといって日々の歯磨きをおろそかにしていると、知らず知らずのうちに虫歯が進行してしまいます。
4. まとめ
差し歯が取れた場合の対処方法としては4つあり、差し歯が取れた場所を把握する、取れた差し歯を無くさないように保管する、速やかに歯科医院で受診する、清潔にしておくといったことが挙げられます。
差し歯が取れた場合の注意ポイントは、差し歯が取れてしまった場所に触れない、差し歯が取れてしまった場所で噛まない、接着剤でくっつけないこと、差し歯を元の位置に戻さないことです。
差し歯が取れてしまう原因は、金属の劣化によるもの、過度な歯ぎしりによるもの、虫歯によるもの等が挙げられます。
仮に差し歯が取れてしまった場合は、焦らずに歯科受診をするようにしてください。
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