当院では30年以上にわたり、地域医療に関わり、そうした折に新しい認識で口腔ケアの知識と技術を学ぶ必要性を感じ、このたび、「介護口腔ケア推進士(高齢者の方々の快適な食のため、口腔ケアをを正しい方法で行うための資格)」の試験を受験し、合格いたしました。
介護の現場で求められる口腔ケア
資格の名称が「口腔ケア」でなく「介護口腔ケア」である理由は、ご存知でしょうか?
介護が必要な高齢者が暮らす施設や在宅介護家庭の現場で、口腔ケアは要介護者の生活と健康、生命に関わるとても重要なケアです。
しかし、介護するほうは忙しく、細かいところまでケアすることができず、広い意味で必要な口腔ケアは行き渡っていない、ということも少なくなく、要介護者のお口の状態はあまりよくありません。
まずは要介護者の口腔ケアに詳しい歯科医院と連携し、介護の場所で必要な口腔ケアを普及させる、それが「介護口腔ケア」です。
口腔ケアで介護の『負担軽減』になる?
口腔ケアの一つの効果は介護の『負担軽減』です。
介護職やご家族はそのことを理解していただき、積極的に介護負担を軽くするケアに取り組むと良いでしょう。
要介護度を上げないことが、『社会全体の利益』になります。
介護の現場で口腔ケアが普及すること、それは今後、地域包括ケアを実現するために大事な取り組みです。
歯科の訪問診療と、次の訪問診療の間のケアを行うのは介護職かご家族になります。
普段のケアが、治療効果を左右するため、要介護者のお口の維持・改善に影響を与え、全身の状態、体調に関わってきます。
介護の現場では、ケアを始める時点で口腔内の状態がわるいです。
教科書通りにいかないことがすごく多いので、介護職やご家族は困っているのですが、ほんの少しの工夫で、すこしずつでも状態を良くしていくことができることを知ってほしいですね。
執筆 てらしま歯科 スタッフ
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