歯列矯正にはワイヤー矯正やマウスピース矯正がありますが、マウスピース矯正は治療期間が短く済むと言われています。
本当に矯正期間が短く済むのであれば、マウスピース矯正を検討するという人も多いのではないでしょうか?
実際にマウスピースによる矯正はどのくらいの期間で治療を終えるのか解説していきます。
マウスピース矯正が最も治療期間が短い?
矯正方法は歯並びや歯の状態などによって治療方法が変わるので、矯正期間も異なってきます。
その中でも最も短い矯正期間で終えることができる矯正方法は、マウスピース矯正と言われています。
大きな歯列の乱れを治療することは出来ませんが、軽度な歯列であればマウスピースによって1年~1年半ほどで治療を終えられます。
ワイヤー矯正の表側矯正で2~3年、裏側矯正で3年ほどが治療期間目安となるので、比較するとマウスピース矯正は治療期間が非常に短いと言えます。
マウスピース矯正の流れ
マウスピース矯正は、個人差があるものの1年半ほどの治療期間で矯正を終えることができます。
インビザラインによるマウスピース矯正の治療の流れは以下となります。
①初診
まずはマウスピース矯正が可能かどうか初診相談を行い、別日に精密検査を行います。
②精密検査
レントゲン撮影や口腔内写真の撮影、マウスピースの模型型取りなどを行います。
③シミュレーション説明
診断結果から今後の治療計画などが3Dシミュレーションを使った説明が行われます。
下の画像は当院で行ったインビザライン症例です。出っ歯を治したい方でしたが、きれいに並びました。
下の歯並びも、がたつきがあったのが、きれいになりました。
※患者様の同意を得て掲載しています。
④マウスピースの受け取り
治療計画通りに2週間ごとに替えるマウスピースが一度に制作されてクリニックに届きます。医師の指導でマウスピースの装着の練習や注意事項の説明が行われます。
⑤治療開始
自身で計画通りにマウスピースの装着と取り換えを行い、最初は1ヶ月毎に通院をして歯列状況を確認します。その後は2~3ヵ月毎に通院しながら矯正を続けます。
⑥治療終了
治療工程が終了し、問題がなければ保定期間に入ります。保定装置を使用して歯並びが戻らないようにします。
マウスピース矯正を早く終えるためにできること
マウスピース矯正は2週間ごとにマウスピースを替えて矯正をしていくので、治療計画通りに進めば矯正を予定通りの期間で終えることができます。
しかし、矯正期間が予定よりも遅れてしまうこともあるのです。
それは、装着を疎かにしてしまったり、虫歯などで治療が中断になってしまうようなケースです。
医師の指示通りの装着や管理によって、予定通りの矯正を続ける努力が必要と言えます。
短時間で矯正を終えたいならマウスピース矯正
歯列矯正=何年にもわたる長期戦になると一歩踏み出せない人も多いかもしれません。
しかし、マウスピース矯正ならば短い期間で、しかも矯正中も装置が目立たないので矯正していることが周囲に知られることもないのです。
なるべく短い期間で歯列矯正をしたい人は、マウスピース矯正を検討してみましょう。
執筆 てらしま歯科 スタッフ
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