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歯周病はうつるの?

更新日:2020年2月20日

歯周病は感染するのか?答えは、イエスです。歯周病菌の原因となるのは、口の中の細菌によるもので、風邪やインフルエンザと同じヒトからヒトへ伝わる感染症です。



わかりやすい例をあげると、乳児です。赤ちゃんは、母親の中では、無菌状態にあるため、生まれた時点では、口の中に細菌は存在しません。歯周菌も人間の体に多く存在する常在菌のひとつで、生後、赤ちゃんは、親などのいより、周りの環境から細菌が入っていきます。しかしながら、歯周菌が口の中に存在するから、歯周病になる!というものではありません。歯周菌は、悪玉菌であっても、ある一定の数に達さない限り、悪さができません。つまり、毎日の歯磨きをしっかり行い、いかに歯周菌が増えるのを抑えることができるかが、うまく歯周菌と付き合っていくコツになるのです。


虫歯菌は、子供の頃に感染しやすく、大人になれば、感染率が著しく減少すると言われています。それに対して、歯周菌は、大人になればなるほど、感染率が高くなるというデータが報告されています。その感染経路としてあげられるのが、パートナー間でのキスや食器や歯ブラシの共用が大きな原因とされています。体の常在菌は、体を維持するうえで必要な存在であり、体の中では、常に善玉菌と悪玉菌が混在している状態です。良いバランスを保つことが重要であり、極度に歯周菌の感染に怯える必要はありません。


それでは、歯磨きをしていれば、歯周病にならないのか?残念なことに、それだけでは、歯周病を撃退したことにはなりません。体の中の細菌の増殖は、体の免疫力に影響されます。例えば、風邪などを引いて、体の免疫力が落ちると、悪玉菌などが増えやすい状況になります。特に、糖尿病を患うと、歯周病の発生率が高くになり、症状も悪化するようです。当然ですが、ストレスや偏食、そして喫煙などの生活習慣の乱れによっても、免疫力が落ち、歯周病の発生につながることもあります。



毎日の歯磨き、規則正しい生活そして、基本的な完成経路を断つということが、歯周菌とうまく付き合う方法であり、歯周病にならないための条件だと思います。


参考資料


#歯周病、#うつる

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