総入れ歯での治療方法は、どんなデメリットがあるんだろう?
あわせて、デメリットを無くすためのポイントや、総入れ歯以外の治療方法が知りたいと考えていませんか。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
1. 総入れ歯におけるデメリット
1-1 見た目への影響
1-2 装着時に動く可能性
1-3 痛みが出る可能性
2. デメリットを無くすためのポイント
3. 総入れ歯以外の治療方法
3-1 インプラント治療によるフルブリッジ
3-2 インプラントを使用した総入れ歯
4. まとめ
1. 総入れ歯におけるデメリット
総入れ歯を装着した場合のデメリットは主に3点です。
順番に解説していきます。
1-1 見た目への影響
総入れ歯が合っていないと、前歯が曲がったように見えたり、口のあたりにシワが出来てしまう可能性があります。
総入れ歯は歯の定位置を粘膜を中心にして構成していくからです。
見た目の影響を気にされる方は多くいらっしゃいますし、中には30代や40代でも入れ歯を使用する必要がある方もおられますので、見た目への影響は大きいといえるでしょう。
1-2 装着時に動く可能性
総入れ歯が合っていないと、装着時に動いてしまうことがあります。
総入れ歯は基本的に上下の膜に吸いつき、密着するように作られています。
入れ歯の形と膜にすき間ができると、吸着力が弱まることで、入れ歯が動いたり落ちたりしてしまいますし、時には反射的に嘔吐してしまうこともあります。
ですので、違和感が生じないようにきちんと作られている必要があります。
1-3 痛みが出る可能性
総入れ歯と歯茎の状態によっては、痛みが出る可能性が考えられます。
総入れ歯の歯は、表面が平らなので食事をする際にきちんと噛み切るには力がかかってしまう場合があり、粘膜に負担がかかった結果、痛みが生じることがあります。
上の歯と下の歯がうまく噛み合わさっていないことで、噛んだ際に総入れ歯と粘膜の間に摩擦が生じて痛い場合もあります。
また、総入れ歯の1部分が強く当たって痛みを感じるということもあります。
痛みが出る場合は、これらの原因が複数関係していることが多いでしょう。
2. デメリットを無くすためのポイント
総入れ歯におけるデメリットが生じる場合というのは、基本的に総入れ歯自体が口に合っていないことから生じてしまいますので、個人個人に合った総入れ歯を作製することが一番のポイントになります。
適切な総入れ歯を仕上げるためには、顔や舌の大きさ、顎の骨の状態や唇の形等が合っているかを確認する必要があります。
そのためには、仮に製作した治療用の入れ歯を実際に装着してもらい、前歯の辺りの見栄えや、咀嚼による入れ歯の安定、唇のシワが出ないか等を確認することで、最終的な総入れ歯作りに反映させることが大切です。
合っていない総入れ歯を使用し続けると、筋肉や顎の関節に悪影響を及ぼしてしまいますので注意が必要です。
3. 総入れ歯以外の治療方法
歯がすべて無い状態における治療方法の代表例は、総入れ歯になりますが、その他の治療方法では、インプラントを使用したものが2つあります。
それぞれの特徴を解説していきます。
3-1 インプラント治療によるフルブリッジ
ボーンアンカードフルブリッジとも呼ばれますが、全ての歯が抜けてしまった場合、インプラントというチタン製のネジに似たものを5本前後埋め込み、それを支えにして、ブリッジを行う方法になります。
口の中で固定されるので、入れ歯を装着した時のような違和感がありません。
インプラントを支えにしているので、ある程度硬いものもしっかりと噛むことができます。
ただ、ブリッジがあるために、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要になります。
3-2 インプラントを使用した総入れ歯
インプラントオーバーデンチャーとも呼ばれますが、インプラントを支えにして、その上に入れ歯を被せていくという方法です。
総入れ歯をインプラントで支えるので、粘膜で支えるだけの総入れ歯だけの場合とでは噛む力がまったく違います。
総入れ歯に不具合があった場合の修理も行いやすいうえに、見た目にも美しいこともメリットと言えるでしょう。
ただ、噛む力が強くなるので、入れ歯自体が割れてしまいやすいことや、入れ歯を装着している違和感自体は感じることがデメリットと言えるでしょう。
4. まとめ
総入れ歯におけるデメリットは主に3点あり、見た目への影響や装着時に動く可能性、痛みが出る可能性等です。
デメリットを無くすためのポイントとしては、個人個人の顔や舌、顎の骨の状態などがきちんと計算されて作製された総入れ歯を装着することです。
総入れ歯以外の治療方法としては2つあり、インプラント治療によるフルブリッジ、インプラントを使用した総入れ歯があります。
それぞれの治療方法のメリットやデメリットをきちんと把握したうえで治療していくことが大切です。
不明な点や心配なことがあれば、かかりつけの歯科医師に確認すると良いでしょう。
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