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歯の治療で使う被せ物にはどんな種類があるの?

更新日:2020年6月22日

虫歯などの治療で、欠けてしまった歯は「被せ物」によって欠損部分を補います。有名なものとしては「銀歯」がありますが、最近では(歯科医院にもよりますが)さまざまな種類から選ぶことができるようになりました。そこで、歯科医院で使用される被せ物の種類について解説します。



■銀歯

まずは「銀歯」です。保険診療で利用できる、最もポピュラーな被せ物です。保険が適用されるので安い治療費で施術してもらえるのですが、金属アレルギーの問題があることや、見た目が良くないなどのデメリットがあります。

審美歯科では、銀歯を取り外し、代わりに審美性の高い被せ物を装着する治療も利用できます。


■ジルコニア

次は「ジルコニア」です。耐久性に優れており、光を受けて白く透き通った歯は高い審美性を兼ね備えています。強度があるので、奥歯の被せ物に適しています。ジルコニアは金属ではないので、金属アレルギーの心配がありません。


■レジン

次は「レジン」です。レジンは歯科治療用のプラスチック素材であり、金属ではないので金属アレルギーのリスクがありません。また、前歯であれば保険診療が可能なので費用を抑えられます。ただし、経年劣化による変色を起こしやすいのがネックです。


■セラミック

次は「セラミック」です。いわば「陶器」であり、経年劣化による変色を起こさず、自然な透明感が特徴の素材です。これも金属ではないので金属アレルギーのリスクはありません。ただし、衝撃に弱く、割れやすいデメリットがあります。

セラミックには、全てセラミック製の「オールセラミック」と、金属の上にセラミックを焼き付けた「メタルボンド」があります。


■ハイブリッドセラミック

次は「ハイブリッドセラミック」です。セラミックにレジンを混ぜたものであり、セラミックの見た目の良さとレジンの粘りの良さを併せ持っています。セラミックの弱点であった耐衝撃性が、レジンにより強化されています。ただし、レジンのデメリットである経年劣化による変色を起こすリスクがあるので注意が必要です。


■金歯

次は「金歯」です。金属ですがアレルギーのリスクは少なく、見た目がゴージャスです。メリットはその見た目だけではなく、しなやかで噛みやすく、機能面にも優れているという特徴があります。ただし、被せ物の中では比較的高額なものであり、当然ながら保険適用されませんので全額自己負担となります。


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