酸から歯を守ろう!酸蝕歯に対して有効な対策とは?

最終更新: 2月20日

酸蝕歯を放置すると、歯を溶かされるだけでなく歯がしみるなどの症状に見舞われることになります。酸蝕歯の脅威にさらされないためには、酸蝕歯に対してどのような手段を講じることができるかを知ることが重要です。そこで、酸蝕歯に有効な対策について解説します。



■最も有効な対策は「歯磨き」

酸蝕歯対策として最も有効かつ身近な方法は「歯磨き」です。自宅でできる手軽な行為でありながら、酸蝕歯対策として基本かつ重要な行為でもあります。注目したいのは「歯磨き粉」です。できれば「フッ素」を配合した歯磨き粉を使用することで、酸に強い歯に作り変えることができます。

さて、酸蝕歯対策として有効な「歯磨きのタイミング」とは、いつなのでしょうか?基本的に3食の食後の歯磨きが必要なのですが、問題は食後何分程度で歯磨きをすべきかということです。

ある意見では、食後30分程度置いてからの歯磨きが有効だとされています。これは酸の影響で歯のエナメル質が柔らかくなっている状態でのブラッシングは酸蝕歯のリスクを高めるからだという意見です。

しかし、歯は基本的に唾液の影響により、酸の影響を最小限に抑えています。そうでなければ、レモンやコーラを口にしただけですぐに歯が溶けてしまいます。つまり、極端に酸性度の高い食事をしない限り、食後できるだけ早いタイミングでの歯磨きが有効ということです。

■「酸性度の高い食べ物・飲み物」をできるだけ避けよう

酸蝕歯対策として、できるだけ「酸性度の高い食べ物・飲み物を避ける」ことも有効な手段となります。逆流性食道炎など胃液が逆流することによる「内因性」の酸蝕歯を除けば、「外因性」の酸蝕歯の原因として主なものは食べ物や飲み物です。

食べ物で注意したいのは「柑橘類」です。レモンやミカンなどは、歯のエナメル質が溶け始めるpH=5.5を下回る酸性度を持つ食べ物であり、日常的に口にすることで酸蝕歯のリスクを高めてしまいます。

飲み物は、さまざまなものが高い酸性度を示します。最たるものは「炭酸飲料」であり、特に「コーラ」は高い酸性度を示す飲み物です。また、果汁飲料やスポーツドリンク、ワインやビールなどもpH=5.5を下回ります。他には、メディアで健康志向の飲み物として取り上げられている「黒酢」も高い酸性度を示すので注意が必要です。

■重度の場合は歯医者で治療を

重度の酸蝕歯は、唾液による作用が及ばないほどに歯が影響を受けているため、歯医者で治療を受ける必要があります。内容としては虫歯治療と同様に、溶けて欠損している部分を詰め物や被せ物で補う治療です。

また、定期的に歯医者で歯の状態を見てもらうことも重要なポイントになります。酸蝕歯は進行しないとなかなか自覚できないものであり、酸蝕歯や虫歯、歯周病などの歯の病気を早期発見し、早い段階で対処するのに有効な手段です。

参考サイト

https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/173.html

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_718.html


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