インビザラインを考えておられる患者様からの質問にお答え致します。
患者:
『現在、高校生なのですが、前歯の歯並びが気になるので、矯正を考えています。
ワイヤーやブラケットを着けるのは、勉強に支障が出るので、できればマウスピース矯正(インビザライン)が良いです。
前歯だけのインビザラインGoシステムがあるようですが、高校生でも大丈夫ですか?』
インビザDr:
高校生であれば、インビザラインを開始して問題ないでしょう。
基本的にインビザラインGoの場合もインビザライン(インビザライン ファーストは除く)と同じく12歳臼歯を含む永久歯が完全萌出していれば適応になります。
逆に永久歯が完全に萌出していない場合は適応外となります。
ただしこれはシステム上の話であって、臨床的には永久歯の完全萌出がなされていても成長発育が残っている場合には適応を待った方が良いです。
成長発育によって下顎骨の前下方への成長が治療途中で起こった場合には、顎位が変化してしまい治療のゴールを新たに設定し直さなければならなくなるからです。
特に下顎の成長過多がある(3級傾向のある)患者様の場合はそのリスクが大きくなります。
インビザラインGoでは追加アライナーで治療のゴールを変えることが出来ませんので成長で顎位が変わってしまうと対応不能となってしまいます。もちろん新規症例として新たに症例提出は出来ますが。
一般的に成長発育のピークは女性の場合11〜12歳、男性の場合は13〜14歳ですので、その年齢を超えていればそのリスクはかなり軽減しますが、成長時期にはかなりの個人差がありますので注意が必要です。言い換えれば暦年齢はあまり当てにならない可能性があります。
出来れば毎年学校の健康診断で毎年身長を測っていると思いますので、そのデータを提示してもらい、年ごとに伸びた身長量をみて成長が落ち着いてきていることを確認すると良いと思います。
執筆 てらしま歯科 スタッフ
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