歯科矯正は「抜歯」が必要?歯を抜く理由と抜歯しない歯科矯正について

最終更新: 6月21日

歯科矯正を行う際には「抜歯」を伴うケースがあります。さて、「歯を抜く」ということは、誰もが抵抗を感じてしまうものです。そこで、歯科矯正において抜歯が必要になる理由と、抜歯せずに行う歯科矯正について解説します。



■矯正治療で抜歯が必要な理由

矯正治療において抜歯が必要になる最大の理由は「きれいに矯正するため」です。わかりやすく解説すると、矯正治療のために必要なスペースを確保するために抜歯を行います。

例えば、5台分の駐車スペースが有り、そこに無理やり6台の車を停めているとしましょう。無理なくきれいに並べるためには「駐車スペースを1台分増やす」か「駐車する車を1台減らす」のどちらかが必要です。土地の広さには限りがありますので、後者を選択するのが歯科矯正においても同じことになります。

特に、歯並びがバラバラな人は、歯をきれいに並べるために必要なスペースが足りていない証拠です。そんな歯並びを抜歯せずに矯正しようとしても、きれいに整わなかったり、再び悪い歯並びに動いてしまう可能性が高くなります。なので、抜歯して矯正治療に必要なスペースを確保した上で、矯正治療を開始するのです。


■抜歯を必要としない矯正治療

ただし、すべての症例において必ずしも抜歯が必要になるというわけではありません。場合によっては、抜歯をせずとも問題なく矯正治療を終わらせることができるケースも存在します。

ですが、逆に言えばすべての症例において非抜歯の矯正治療が可能であるというわけではありません。前述のとおり、矯正のためのスペースが不十分な状態で矯正を行っても、十分な結果が得られない可能性が高いです。

歯科医院の中には「抜歯せずに歯科矯正を行う」ことを謳い文句にしているところがあります。確かに非抜歯でも十分な矯正効果を得られる症例はありますし、歯科矯正は施術を担当する歯科医師の技量にも左右されます。

ですが、何度も言いますが非抜歯では十分な矯正効果を得られないケースも存在します。そんな患者さんを非抜歯で矯正治療しても、高額な治療費をかけた分の効果を患者さんが享受できるとは限りません。


■歯を抜かずに歯科矯正を受けたい

患者さんの中には「歯科矯正が必要だけど、絶対に歯を抜きたくない」と思われる人も少なくないと思います。その場合は、最初のカウンセリングで比較・判断することをオススメします。

歯科医院の中には、矯正治療前のカウンセリングを無料で行っているところがあるのです。カウンセリングでは問診や口腔内のチェックを行い、治療法や治療期間、治療費などを相談できます。この時、抜歯の有無についても相談できるので、聞いてみてください。

また、矯正治療の技量に自信があり、評価されているところを選ぶことをオススメします。評価の高い歯科医院で非抜歯で良いと言われれば、安心して治療を受けることができるでしょう。